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生と死(自殺問題を含め)について勉強し、生きづらさを解決や緩和させることを主な目的にしています

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鶴見済さんの本

今回は鶴見済さんの『完全自殺マニュアル』とその関連書籍を、表現の自由に基づいて紹介します。

その目的はそうした本について勉強をし、生きづらさを解決や緩和させたり、より深い生き方を模索したりすることです。なので自殺を助長する意図はありません。

 

 

完全自殺マニュアル

さて、完全自殺マニュアルは1993年7月7日に、世の中に生きづらさを感じていた東京の鶴見済さんという青年が太田出版から出版した本です。

完全自殺マニュアルは、ありがちな自殺者のルポや自殺に関する理屈や一般的な精神論を並べたものではありません。

本書にはいつでも死ねると思うことで、気が楽になり多少生きやすくなるという、ニュアンスが含まれていました。この本は多くの自殺願望のある人が手に取りましたが、そうしたニュアンスによって逆に生きやすくなった人が増えたのも事実です。
 
 
参考書籍

 

先ほどの事情や鶴見済さんについては、いのちの通り道に登録していてはぐれ猫さんが運営されていているWataru Tsurumi in Movementというサイト*1でも扱われています。興味のある方はぜひ寄ってみてください。
 
 

ぼくたちの完全自殺マニュアル 

鶴見済さんは、1994年2月26日にも太田出版からぼくたちの完全自殺マニュアルという本も出されてます。
 
こちらは完全自殺マニュアルの騒動記、読者からの手紙、完全自殺マニュアルについての様々な意見が読みやすくまとめられています。
 
ちなみにこの本には、ドクターキリコ事件の起きた安楽死狂会の管理人をされていた美智子交合さんの手紙が掲載されています。
 
そちらについては、美智子交合さんもご自身の著書『わたしが死んでもいい理由』の中でも言及されています。
 
そのため、ご存知の方もいらっしゃるかもしれませんけど、東京都のOLとして178〜181ページに掲載されています。
 
 
参考書籍

レイヴ力

鶴見済さんを擁護するために理論武装しているのではなく、シンプルな所感に過ぎませんが、鶴見さんの本に出会ったことで生きづらい世の中を生きていくための手がかりになった人も多いんじゃないかな。
 
筆者はそうです。
 
あと、自分は生きづらさを感じている方にレイヴ力(こちらは共著)をおすすめすることがあります。
 
ちなみにこの本では、人文系の視座から野外フェスについて説明されているのですが、こうしたことに興味を持って世の中への視野を広めるのは、生きづらさを解決や緩和させるために有効です。
 
この本を読んだことで、代々木公園などで定期的に開催されるアースデイやアースガーデンを皮切りにし、野外フェスを楽しむようになった人も多いと思います。
 
 
参考書籍

 

完全自殺マニュアルが出版された時代と現代

完全自殺マニュアルが出版された時代は、さほど環境に恵まれていなくてもそこそこの会社に正規雇用で入れました。
 
だから、ほとんどの人がある程度安定した立場を手に入れることが、まだ可能だったんですよね。
 
完全自殺マニュアルが出た時代は、安定した立場を手に入れることが比較的やさしい時代でしたけど、現代の方が情報に恵まれているという意味では、世界はよくなってきているのではないでしょうか。
 
とくに、経済苦や健康問題には適切な情報が行き渡りやすい時代になりました。
 
ADHDアスペルガーといった発達障害、それからHSP精神疾患への社会的な理解が深まってきたことで、そうした問題を抱えている方にも生きやすい時代になったと思います。
 
 

あとがき

ところで、筆者も生きづらさを感じることはときどきはあります。
 
こうした念慮を緩和させられるのは、信頼できる友人や知人たちや鶴見さんの本に出会ったこと。それからネットの影響も大きいと思います。

*1:以前はワタル・ムーヴメント完全解説というタイトルでした

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