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生と死(自殺問題を含め)について勉強し、生きづらさを解決や緩和させることを主な目的にしています

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光明

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今回はClub Sui-Cideという、2000年代にヒットした自殺系サイトのリンク集と自殺系サイト*1の話をします。

 

 

Club Sui-Cideとは

まずClub Sui-Cideという自殺系サイトのリンク集の説明をします。 

Club Sui-Cideとは、2000年代のはじめからしばらくの間、チャタートンさんによって運営されていた自殺系サイトのリンク集のことです。

Club Sui-Cideは、とくに2000年代の自殺系サイトについて語る場合に欠かせないところで、自殺系サイトの総本山と化していたと言っても過言ではありません。

率直な感想ですが、Club Sui-Cideはインテリジェントなデザインになっていてとても使いやすいところでした。

なぜなら、有名なサイトからできたばかりのマイナーなサイトまでカテゴリごとに分類され丁寧に構成されていたからです。そして日本中の熱心な自殺願望者たちがのべつまくなしに通っていました。

Club Sui-Cideから、筆者がよくウォッチしていた自殺系サイトは、DeadLine、自殺志願者の憩いの場、自殺志願者交流会館、彷徨、水鏡の櫻、埋葬の音、冬が来るまでに死ぬつもり、生死の狭間、若者の自殺掲示板、自殺掲示板(同名サイトは複数あったがモッツアレラさんが主催していたところ)などですが、いずれも閉鎖になりました。

なお、大半のところは自殺を防止する方針でした。

たしかに『自殺系サイト』という言葉からはネガティブなイメージを想起する場合もあります。

ただし、先ほどの方針のところが多かったことを考慮すると十把一絡げに否定される場合は難しい気分になります。

 

跡地という考え方

ところで、すでに閉鎖した自殺防止を目的としていたところの場合、フリーサーバーに跡地を残すこともできたはず。

どういうことかというとプラグマティックに説明します。

たとえば、自殺防止を目的としていてオリジナリティやクオリティの高いところの場合、フリーサーバーに跡地を残せばその後も5年くらいの中期スパン、あるいはそれ以上ある程度の影響力を発揮した可能性があります。

近年ウェブデザインの世界では、もう大きな変化はないと言われています。

なので、自殺防止を目的としたところを閉じる場合は、レスポンシブウェブデザインに対応したフリーのところに跡地を残すのもいいと思います。

 

自殺系サイトの管理人

Club Sui-Cideに登録されていた一部のサイトには神懸りで作ったとしか考えられないところもありました。

デザインやテキストの技術が素晴らしく、界隈の多くの住民の心に碇を下ろしたところもありました。

たとえば、DeadLineのトップページや水鏡の楼のポエムページなどがそうです。

これは直観的な意見です。

そうしたところの場合、もしレスポンシブウェブデザインに対応した場所に跡地が残っていたら、一部の人の間で神格化した可能性があります。

それから、精神系の色合いの濃いところを含めると以前は女性の管理人もけっこういました。

たとえば、日本ではじめて注目された自殺系サイトである安楽死狂会の管理人さん、他にも埋葬の音や生死の狭間の管理人さんも女性でしたし。先ほど説明した水鏡の楼の管理人さんもご自身のことはさほど話されていませんが、たしか女性でした。

なお、いまは各サイトに掲載してあるテキストを読むと男性の割合が高いと考えられます。

 

閑話

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ちなみにこのサイトは凡庸でしたが、作ったのは2003年の10月8日です。

駆け出しの頃は黎明期から発展期への移行期でしたが、当時はまだテキストサイトの時代でした。

サイトを始めた頃は先人たちのやっていることを試行錯誤しながらアレンジし、自分のスタイルを作り、プリンシプルを構築していきました。

以上のことから、筆者の場合この界隈の原住民に近いポジションになります。

なので、この界隈はもともと自分たちが地道に耕してきたところだという気持ちはすこしあります。

けれど、新たに参入してきた人たちに優越感を感じたことはありませんし、自分の考えを押しつけるつもりもありません。

 

光明

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さて、Club Sui-Cideは、自殺系サイト界隈という鬱蒼としたフィールドにありましたが、ときどき光明が射し込むような穏やかなところで多くのユーザーの灌漑になりました。

自分のネット上の青春時代を語る上でも欠かせないところです。

ちなみにClub Sui-Cideはかなり前に閉鎖しましたが、管理人のチャタートンさんはいまはブログを運営されています。

そのため、そちらをリンクしておきます。


参考リンク

web-g.org

 

参考記事

自殺志願者の憩いの場

自殺系サイトの事情

*1:『こちらで説明する『自殺系サイト』も多くの場合、生きづらさを解決や緩和させることを目的としています。これをわかりやすく言い換えると『自殺防止』です

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